2018年11月01日

テレビにも負けずスマホにも負けず

昔、植木等という方の歌に「わかっちゃいるけどやめられない」というのがあったと思います。
私も、コーラや缶コーヒーなど甘い飲み物が好きで、健康に良くないと思いながらもやめられないです。
人は頭でわかっていても行動には移せないことがあります。
言い換えれば、わかっていても脳にドーパミンなどのやる気物質が出てこないのです。
子供たちも同じです。
ほとんどの子供は、「勉強はした方が良い」「勉強は大切だ」と思っています。
しかし、家に帰ると、スマホやテレビに流れてしまうことがよくあります。
学力は、教えてもらうだけでは身に付きません。
科学的にも自学自習してはじめて学力が身に付くことがわかっています。
学校や塾で習うだけでは意味がなく、自宅で一人机に向かって勉強してはじめて、学力がつくのです。

どうすれば机に向かい勉強が始められるのでしょうか?
星伸スクールでは、自学自習してもらうための指導を行っていますが、ご家庭でも指導して頂けると助かります。

1.やる気がなくて勉強に手を付けられない時、とにかく勉強をやってみることです
脳は、やる気がないことでも、行動することで、やる気物質(ドーパミン)がわいてきてやる気が出てきます。
例えば月曜の朝、学校に行きたくなくても、行ってしまえば「なんともない」のと同じことです。やる気がなくても、まずやってみることです。 

2.それでもやる気がわかない場合は、勉強に関係する夢や目標が達成できた時のことをイメージしてみよう。
脳は思ったことを実行しようとする性質があります。 例えば、すっぱいレモンを口に入れたと想像してください。 唾液が出てくると思います。 勉強に結び付くことを前向きに具体的に考えると、それを実行しようとしてやる気が湧いてきます。

3.それでも、それでもやる気がわかない場合は、軽い運動してみよう
体と脳は密接につながっています。 運動することで脳が活性化され、やる気物質(ドーパミン)がわいてきます。

4.勉強する前にやる気や集中力を高めるには、簡単な問題(計算、漢字など)をする   
スポーツでもゲームでも、それができた後は気分が良くなって、やる気になります。 勉強も同じで、最初、簡単な計算問題でも何でもよいので、自分で簡単にできるものを選んでやってみる。 そして「できる」というイメージを持ってみる。 脳は単純です。脳は何かが出来たとき、うれしくなりやる気と集中力が高まります。 勉強の前に「出来る」と思えるような方法を見つけることが大切。

5.勉強を始める時、得意な内容からやろう   
得意な内容から勉強すれば、初めにやる気を起こすことができ、自信を持って勉強ができます。

順番は1から順に5まで行ってください。
習慣が身についてくれば途中からで大丈夫です。
習慣化するのに3か月ほどかかるかもしれません。
でも、これが身につけば間違いなく学力は大きく伸びます。


posted by 塾長 at 15:00| Comment(0) | 雑記

2018年10月05日

習慣への挑戦

先日、先生たちと食事に行きました。
最初は世間話でしたが、途中から教育の話が中心になり食べ終わるまで続きました。
熱心な先生ばかりで、塾長としては頼もしい限りです。

話題の中心は2020年の教育改革です。
これからの10年か20年で今の職業の半分がなくなると言われています。
そのために今までの教育は、学んだことを理解することが中心でしたが、この改革では学んだことをもとに自分で考え、表現し判断することが求められます。
生徒も大変ですが、私たちもさらに努力しないといけない教育改革です。

さて食事中、面白いことに気づきました。
食べる順番が違うのです。
例えば美味しいものを最初に食べてる人と、美味しいものを最後まで残すような人がいるように感じました。
それで聞いてみました。
「美味しいものは最後に食べた方が気持ちよく食事が終われます」
「美味しいものを最初に食べた方がテンションが上がります」
なるほど習慣が違うのです。
この話を聞きながら、私たちが今、苦労している「習慣の壁」を思い出しました。

勉強できる子と苦手な子。
能力に、違いはそれほどないのですが習慣に違いがあるので大きな差が生まれるのです。
勉強できる子は、好成績がとれるような習慣を自然と身につけています。
例えば「いろんなものに興味がある」「人の話をしっかり聞く」など成績が上がるような習慣を身につけているのです。

勉強が苦手な子は、その逆です。
例えば勉強の内容に興味がない。 
授業中、先生の話を聞いていない。

私たちの役割は、勉強を教えるとことだけでなく、悪い学習習慣を良い学習習慣に変えることだと思ってます。
例えば、勉強のやる気のない時は、テレビを見たりしてダラダラせず、まずは簡単な問題でも良いのでやってみる。
脳は行動することでやる気が湧いてくるのです。
この習慣がつくだけで勉強は進みます。
他にも家に帰って、今日習ったことを思い出してみる。
短時間で良いので記憶しようとせず思い浮かべるだけでいいのです。
これだけで記憶量が変わってきます。(リコールと言うのですが記憶が強まります)
他にもたくさん習慣化したら絶対に成績が上がり勉強が楽しくなる習慣がたくさんあります。

星伸スクールではいろいろな方法で生徒に伝えていますが、生徒によっては習慣化するのが難しいことがあります。
確かに「食事の時に美味しいものを最後に残す人」に最初に美味しいものを食べるように言ってもできないのと同じです。
それほど習慣の壁は高いのです。

ではどうすれば良いのでしょうか?
行動は1か月続ければ習慣になると言われています。
先ほどの勉強内容を思い出すリコールは1か月続けば習慣になるのです。
体に慣れが必要で、負荷がかかる習慣は3か月続けば習慣になると言われています。
予習、復習なども3か月やれば習慣になるのです。
考え方など思考習慣は6か月続ければ習慣になると言われています。
例えば、「勉強は大嫌い」と思っている子でも「何ができて何ができない」「どうすれば好きになる」そんな自己分析や自問自答をしていれば半年もたてば考え方が変わるということです。
ぜひ、ご家庭でも指導して頂けたら助かります。
posted by 塾長 at 15:30| 雑記

2018年09月07日

捉え方

二学期が始まりました。

笑顔で塾に来る子がほとんどですが、中には難しい表情で来る子がいます。
そんな子には、声かけるようにしています。

話を聞いてみると「学校が始まって辛い」、「新学期は、ゆっくりできない」とか様々な答えが返ってきます。

学校が始まって「うれしい子」がいる一方で「辛い子」もいます。

どの子にとっても新学期は同じなのですが、現実の「捉え方」によって気持ちが違うのです。

昔と比べ、子供たちの現実の「捉え方」は複雑になってきていると感じます。

例えば、以前、中3のクラスの授業で
「みんな入試まで、気を抜かず、がんばれ」と全員に言ったのですが、その後が大変です!

「努力すれば結果は必ずついてくる」とA君に伝えました。
A君は、まだ成果は出ていません。結果が出ないと、途中で投げ出すタイプなので「結果は必ずついてくる」と言い続けてあげないといけないのです。

「君なら合格できる。がんばれ」とB君に小声で伝えました。
B君は、自分に自信がない子です。こんな子には自信を持つような言葉が必要なのです。

「みんな入試勉強で苦労してるよ。がんばれ」とC君の近くで言いました。
C君は、入試勉強を辛そうにしています。でも、みんな同じ状況なんだということを伝えたいのです。

「こんなことでは、志望校に受からないぞ」・・宿題を確認している時にD君伝えました。
D君は、自分に自信がある子です。この言葉をバネに伸びるタイプで実際、伸びてきました。

同じ言葉を発しても、子供によって捉え方が違います。そのため同じ言葉ではなく、その子の心情に合わせた言葉を選ばなくてはなりません。

ここに教育の難しさがあり、おもしろさもあります。

さて、子供たちの捉え方が複雑になってきていると言いましたが、それは調査の結果から明らかです。

国立青少年教育振興機構が行った調査によると「自分はダメな人間だと思うことがある」と答えた日本の生徒の割合は7割を超えアメリカ(45%)や韓国(35%)を大きく超え残念な結果になりました。(平成27年度実施)

「自分をダメな人間」と思うと「捉え方」に「歪み」が出てきます。
つまり、現実の捉え方が、ずれてきて、反応や行動が変わってくるのです。

例えば以前、牡蠣で食あたりになり、「牡蠣は恐い」と思い20年間食べてなかった人がいました。
「最近、食べ始めたら美味しくて20年間損をしていた」と言われてましたが、この例に似ています。

「自分をダメな人間」と思うことで心理学では下記のようなことが起こると言われています。

◎「自分なんて」と思って常にあきらめる。
◎いくら説明しても励ましても無関心で本気にならない。
◎他人を批判し、自分自身を自慢する。
◎他人の評価を極端に気にかける。
私たちの使命は、子供たち学力を伸ばし、志望校への合格を叶えることです。

しかし子供達には単に学力向上や志望校合格だけではなく、そのための努力や試練を通して、自分自身を肯定し、前向きに力強く生きていく人になってほしいと願っています。
posted by 塾長 at 14:47| 雑記